2025年2月9日 "新谷隼平"

新谷隼平

~新谷隼平NewSingle『夏帆』~

Release Memorial 2man LIVE!!


会場:浅草 GoldSounds



シンガーソングライター

新谷隼平

レコ発を観に行ってきました。



昨年5月のインディーズデビュー10周年中目黒ライブ以来。


凄く良いライブだった。

先に伝えると、以下内容は本当に個人的な想いを込めたブログとなります。

ご理解を。




彼との付き合いは長い。

22歳とか23歳、ギタリストの駆け出しとしてTEAM.BRAINのサポートをはじめた頃に、同バンドのファンとして打ち上げに参加していた彼と出会ったのが最初だったか。

彼自身も弾き語りを始めてすぐ位。

TEAM.BRAIN ボーカルの准多さんが、

「元は共通のメジャーアーティストが好きで、そこで繋がり、青森から応援してくれていたんや。気づいたら上京して音楽はじめててビックリした。」

そんな会話を覚えている。たしか渋谷。

年齢も近く、当時まだ少ない音楽仲間が出来た喜びもあり、すぐ距離は近くなった。


当初の印象は、WANDSが好き。TEAM.BRAINが好き。

そして何より暗い。というより内気すぎて、大丈夫か。と。


ただ、

彼の曲を聴いた際に衝撃を受けた。

[一人芝居]・[春蝉]

なんて負の感情を昇華しているんだろう。

本当に衝撃だったんだよ。

路上ライブに立ち止まる人。若かった自分の知らない世界が広がっていたんですよね。



そんな彼からギター弾いてくれない?と打診された時は嬉しかった。

古参ぶり自惚れるのでのであれば、初期新谷隼平の一つのピークだったかと思う。

孤独や絶望をテーマに、彼の持ち前の暗さも相まって

1st mini album 【孤独を愛するうたうたい】

彼にとっても自分にとっても初の全国リリース。


遠征したり、ライブで行く先々でCDが売れていくのを目の当たりにするのは大きな喜びがありました。一人一人のお客様と向き合い、接する彼に多大なリスペクト。




そこから自身はesolaに加入し同バンドが忙しくなってきたり、彼自身も事務所の方向性だったりしたのかな、何がとかでなくゆるやかに違う道を進みだします。

たまに連絡をとるくらいで、SNSからの情報発信でのみ彼の活動を応援していました。正直に言う。している振りかな。

今思えば彼もあがいていたんですよね。あきらかに活動の仕方やファンの方への接し方が揺れ出した。もちろん大事にはしているのですが。

そんな中、数年ぶりに観に行った六本木でのワンマン。自分がサポートをしていた時期よりもはるかにお客さんがいて、大盛況でした。

が、個人的には最高につまらないライブだった。


音楽で食べていく。とても分かる。

政治的、ビジネス的、分かる。


ただ、

誰かの入れ知恵的な何かを個人的には感じてしまったし、彼が本当に満足しているとも思えなかったし、

何よりファンの方に対し、ライブのコンセプトとか熱い想いをとかでなく、

一方的なライブを感じてしまった。

当時のSNSアカウントでも不満を呟いたくらいがっかりしたんですよね。



そこから、またSNSでのみ彼の活動を覗くことになる。

そしてある時だったか、彼がブログで謝ったんだ。


売れる事に必死で

「自分を見失っていた。一から頑張る。ごめんなさい。」

そんな内容だったかな。



そこから応援している振りから、応援に切り替わる自分がいた。

そんな自分は音楽から離れている時期であり、全然ライブにも足を運んでいない時期なのですが、以降彼の活動はかなりチェックしてきた。

逆に自分が音楽を再開し、しっかり地に足のついた活動が出来るようなった時こそ会いに行こうと決めた。



そして、昨年HIGH END LIEを結成し、音楽再始動。

また彼が中目黒でインディーズデビュー10周年、

つまり自身も参加している【孤独を愛するうたうたい】から10年。

数年ぶりに再会することになる。


ブログで感想も少し書いたが、動員とか云々関係なく良いライブだった。


その後、

隼平くんとは二人で会う機会を作った。否、時間を取ってもらった。

喫茶店と路上あわせて3時間くらい。語り合う。

音楽会場でなく、ただコーヒーを一緒に飲み、互いの近況や音楽について語り合う。


紛れもない最高な時間だった。



今回の新作に懸ける想い。くらった。



その想いのままに、隼平くんは今回のレコ発まで突き進んだと思う。

ライブで「毎回うざいくらいSNSに呟いてごめんなさい。」と笑いながら言っていたけど、

そのフェーズに間違いなく立っているし、それを嫌がるようなファンはいなかったように見えた。

むしろファンのみんなが率先して盛り立てて、まだまだ行ける!と、ケツを叩いていたんじゃないだろうか。




本当は今回のレコ発を観に行くのは、私用もありスケジュール的にも厳しかった。

けど、

音楽仲間としてもそうだが、

もはや一人の友人として、

友達が死に物狂いで勝負を懸け、立つステージ。

絶対に観に行くべきだと思い、無理やり都合つけて行った次第なんです。


観に行って良かったと心の底から思っています。

こんな乱雑な文章でも新谷隼平という男を語りたくなるくらい最高のライブでした。


間違いなく彼は今、新谷隼平という「うたうたい」を更新し続けています。

孤独じゃないよ。ファンみんながチームになっているよ。


サポートでギターを弾いていたもりきこのJUNNYさんも素敵でした。


2マンということでしたが、小関峻くん With Huge Mさんは観れていませんが、きっとこちらも言わずもがなのライブだったことでしょう。





兎にも角にも、素晴らしい夜でした。


改めまして、

『夏帆』

レコ発おめでとう!

オリコンデイリーチャートインおめでとう!




先に述べたように、あくまで自分自身の本当に個人的な想いを綴っています。

そんなことはない!とおっしゃる方もいるかもしれません。

それはそれでいいんだ。一緒に応援していこう。




自分自身もっともっともっともっと精進します。

自身を棚に上げて見てきた目線。今度は見られる番。


esolaの時から、隼平くんとはいつか対バンしたいね!なんて互いに話したりしていたけど、

今の自分はまだそこのレベルに立っているとは到底思わない。

これから彼が歩んできた道を猛ダッシュで追いかけなくてはならないんだから。



自分自身を見失わず、バンドメンバーとも切磋琢磨し、己を磨く。

ライブ・音源制作・営業・練習、やれることをコツコツとやっていく。きっとそれだけ。



その時は自ずとやってくる。その時を楽しみにしています。






最後に、

そんな新谷隼平、渾身の新作を。


『夏帆』


是非チェックしてみてくださいね。